- 現役インフラエンジニアが執筆
- インフラエンジニア歴「3年」
- 複数の資格(応用情報技術者やAWS等)の保持
- 絶賛、転職活動中
・インフラエンジニアって、やめておいたほうがいいのか?
・インフラエンジニアになりたいけど、良い噂は聞かない
私は「インフラエンジニア」として約1年半働いてきましたが、実際に業務するまで「インフラエンジニア」はやめとけと言われる理由をあまり分かっていませんでした。
Googleの検索候補でも『インフラエンジニア』と検索をかけると、7つ目に『インフラエンジニア やめとけ』と表示されます。
本記事では、「インフラエンジニアはやめとけ?」「インフラエンジニアになりたいけど良い噂を聞かない」方に対して、インフラエンジニアがなぜやめとけと言われているかについて書いていきます。
- インフラエンジニアはやめとけと言われている理由について知りたい人
- インフラエンジニアになりたいけど、良い噂を聞かない人
ぜひ最後までご覧ください!
『インフラエンジニア』はやめとけ。それは事実です…
まず、インフラエンジニアとは?
インフラエンジニアとは
IT環境においてインフラとは、システムやインターネットを使用するために必要なサーバーやネットワークを指します。
これらの設計・構築・運用・保守を手がける技術者が『インフラエンジニア』です。
一括りに「インフラエンジニア」と呼んでもその中で、様々な領域に分けられます。担当する技術によって「サーバーエンジニア」や「ネットワークエンジニア」などいくつかの種類に分かれます。会社やプロジェクトによっては、さらに役割が細分化されるケースもあり、役割を複数持つ場合もあるでしょう。
▼▼「インフラエンジニア」については、下の記事で詳しく書いているので覗いてみてください。
インフラエンジニアやめとけと言われる理由6選
それでは、なぜインフラエンジニアはやめとけと言われるのでしょうか。
現役インフラエンジニアがやめとけと言われる理由を、6選紹介していきます。
残業が多い
エンジニアは基本的に残業が多いですがその中でもインフラエンジニアは、どうしても残業が多いです。
人手不足が一番の理由ですが、他にもインフラエンジニアの作業として運用・保守・監視があります。
運用・保守・監視とはサーバ等の機械を正常に保つための作業ですが、サーバー等の機械はトラブルがつきものです。サーバーが安定に稼働するまで帰れないことも多々あります。
サーバー等が正常に稼働するまで残業したり、他にも作業が想像以上に長引いて残業することがよくあります。
「絶対に定時で上がりたい」「何がなんでも残業はしたくない」人にとっては、インフラエンジニアはやめといたほうがいいかもしれません。
24H365Dの体制
前述したとおり、機械はいつトラブルが発生するか分からず、夜中や土日かもしれません。
トラブル発生をしているから、緊急で調べてくださいなんてことがよくあります。
会社やプロジェクトによりますが、このように急に呼び出されることが多いためインフラエンジニアがやめとけと言われる要因になります。
夜勤もある
インフラエンジニアには交代制で監視が必要な場合があり、またサーバーのメンテナンス作業が多く夜勤が多いです。
監視の業務が必須のプロジェクトの場合、夜勤の仕事がメインになるでしょう。
そして、よく深夜帯にサーバーのメンテナンス作業を実施します。
銀行系のアプリなどでよく『※以下の時間帯でサーバーメンテナンスのため、操作を実行できません』というような警告文を見たことがあるという人は多いのではないでしょうか。
お昼間や夕方の時間などはアプリを使う人が多いため、夜間の時間にしか作業ができないためです。
深夜作業が多いため、インフラエンジニアはやめとけと言われることもあるでしょう。
日々勉強が必要
インフラエンジニアに限らずエンジニアの仕事は、勉強が必要不可欠です。
情報技術は、日々発展しており新しい知識が毎日必要になってきています。また、未経験の人は勉強をたくさんしないとなかなか仕事に追いつけないでしょう。
業務が終わってからや休日は、少しでも勉強することが必要です。もちろん業務中に新しい知識をつけることも可能ですが、高が知れています。
普段から相当な勉強をすることが求められるため、勉強することや知識をつけることが嫌いな人には向いていないでしょう。
単純作業の繰り返し
インフラエンジニアの仕事では、単純作業が多くそれがきついと感じる理由でもあります。
運用となると、毎日決まった時間にサーバーの負荷を確認するというような単純作業があります。
単純作業は、楽そうに思えるかもしれませんが、毎日同じ業務をしていたらモチベーションが下がり、続けるのが次第に苦痛になります。
人によりますが仕事自体にやりがいや楽しさを見出せなくなります。
裏の作業
インフラエンジニアはやめとけの最後の理由として、裏の作業ということが挙げられます。
営業や芸能人のような表で活躍するような仕事というよりは、基盤を支える裏の仕事がメインです。
基盤を支えるような裏の作業のため、直接的に誰かのために働いているという実感が少ないのが事実です。
「影で支えるような仕事がしたい」という方には向いていますが、成果などが少ないためなかなか大変な仕事でしょう。
インフラエンジニアに向いている人
几帳面な人
インフラに設計ミスや障害があれば、その上で動くシステムやインターネットサービスも使えなくなり、社会全体やユーザーの生活に多大な影響を及ぼします。
よってインフラエンジニアは、些細なところまで注意をすることが出来て、何事も丁寧な仕事ができる人に向いています。業務の中で普段よりサーバーCPUの使用率が高い等の違和感を発見でき、丁寧に作業を進められるインフラエンジニアなら、質の良いシステムを作ることができます。
陰ながら支えたいという人
インフラエンジニアの仕事は、システムの基盤を設計し構築することです。
みなさんが普段利用しているアプリケーションのように目に見える部分ではなく、アプリケーションが動くためのインフラを設計・構築します。表ではなく裏で支えることに仕事のやりがいを感じる人にはインフラエンジニアは向いていそうです。
コミュニケーション能力が高い人
前述した通り、インフラエンジニアは裏方の仕事と言いましたが、高いコミュニケーションによってプロジェクトは進められます。
プロジェクトや作業を進める過程では、クライアント、上司や同僚、社内の関連部署など、さまざまな立場や職種の人たちとの連携が発生するため、関わる人たちと円滑なコミュニケーションをとれる人がインフラエンジニアに向いています。
インフラエンジニアの将来性
結論から言うと、今後インフラエンジニアの仕事が完全になくなることはないでしょう。
インフラエンジニアは市場価値が高いのにも関わらず、人手不足というのが現状なため、求人も大量にあります。
また、近年ではクラウドコンピューティングと呼ばれるクラウド化が進んでいます。クラウドとは、今までオンプレミスと呼ばれている自社のオフィスで運用しているサーバ等を、インターネット上で運用することを指します。
クラウドコンピューティングの代表例は、Amazonが提供している『AWS』です。
クラウドの知識を要するインフラエンジニアは今後、とても重宝されることが見込まれるでしょう。クラウドの作業をメインにしているエンジニアはクラウドエンジニアと呼ばれることもありますが、インフラエンジニアにもクラウドの知識は必須になっています。
まとめ
- 残業が多い
- 24H365Dの体制
- 夜勤もある
- 日々勉強が必要
- 単純作業の繰り返し
- 裏の作業
本記事では、インフラエンジニアがやめとけと言われる理由についてまとめてみました。
インフラエンジニアは人々の生活に欠かせないITの基盤を支える大事な仕事ですが、上記の理由でやめとけと言われることが多いのは現状です。
やめとけと言われる理由をしっかり理解して、転職や就職に挑むことで少しでも心の余裕になるでしょう。
少しでもこちらの記事が参考になりましたら嬉しいです。
拝見いただきありがとうございました!
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